季節の花のCMはお聴きになりましたか?
FMヨコハマでは、“神奈川の自然を大切にしよう”という思いをこめて、「Keep Green & Blue」の取り組みを続けてきました。その一環として、2026年4月から2027年9月までの1年半にわたり、季節の花々をラジオに乗せてお届けするフラワースポットCMキャンペーン「Fヨコ 旬の花だより」を展開しています。
名前は知っていても「旬はいつ?」「どんな特徴があるの?」と、意外と知らないことも多い花の世界。FMヨコハマでは、季節の花を取り上げて番組間のCM枠で20秒CMを放送します。期間中はFMヨコハマの放送全体に季節の花がちりばめられます。番組の合間にふと流れる旬の花だよりをお楽しみください。
■ 2026年10月~12月 放送分
チョコレートコスモス
メキシコ原産の多年草で、赤黒い花びらとベルベットのような質感が魅力。深まる秋を演出するシックな印象のお花です。日本に渡来したのは大正時代ですが、切り花として人気を得たのは2000年代に入ってからです。高温多湿に弱いので日当たりがよく風通しのよい場所で育てるとよいでしょう。野生種は既に絶滅したところでしたが、日本の学生が初めての品種交配に成功し、園芸界で楽しめるようになりました。
菊
菊は色も形も多様で、古くから日本人に親しまれてきた花です。実は花の中でもとびぬけて品種の多い植物で、1年間に2000品種ほど流通します。ピンポン玉のように丸くてかわいいポンポン菊や、細い花びらが放射状に咲き広がるアナスタシアなどは形に特徴があり生花店でも目を引く存在です。庭植えの菊の葉は秋になると紅葉し季節の移ろいを楽しめます。皇室の菊の御紋は、後鳥羽上皇が菊の紋章を愛用し、身の回りのものに印したことがはじまりと言われています。
野ばら
日本自生の植物で、素朴で可憐な美しさが魅力の花です。初夏に白い小花をたくさんさかせ、秋になると丸い実がなり、グリーン、オレンジ、赤と、色が変化して変わりゆく季節を感じさせてくれます。
自生の野ばらは棘がありますが、園芸用の棘なしの品種は扱いやすく、生けるときも安心です。赤い実のついた枝は、生け花やドライフラワーの素材として広く親しまれています。ギフトの飾りとして添えたり、コップに生けたり、暮らしのアクセントとして気軽に使える植物です。
エリンジウム
青みを帯びた小花の集まりとそのまわりを囲むとがった部分が星のようにひろがる個性的な植物です。きのこの「エリンギ」はエリンジウムの枯死した根に寄生することからその名が付けられました。
青紫の鮮やかな色はドライフラワーにしても比較的きれいに残るのでクラフトやブーケのアクセントとしてとても人気があります。実はほとんどが輸入品で、ジンバブエやエチオピアなどから届きます。おかげで季節を問わず、美しい青い花を楽しむことができるのです。
ダリア
メキシコ原産の球根植物です。以前は秋だけの花でしたが、今では一年中市場に流通しています。幾重にも重なる花びらはまるでドレスのようにゴージャスな印象を与えます。品種が多いのもダリアの特徴で、色や形だけでなく、大きさも小輪から大輪までバリエーションが豊富です。花好きで有名なナポレオンの妻ジョセフィーヌが邸宅に飾り、身分の高い人達の中で広まりました。その美しさを独占したくなったジョセフィーヌが球根を譲らなかったという逸話があります。
Fヨコ旬の花だより
季節の花を選んでくれたのはこの方です
内藤育子(ないとう・いくこ)
花き業界唯一の専門シンクタンクである「大田花き花の生活研究所」取締役主席研究員。
一般社団法人日本フローラルマーケティング協会理事。
JFTD学園日本フラワーカレッジ講師。
花のトレンドや花き取引の調査分析などに携わる。
講演や新聞・雑誌の連載多数。
FMヨコハマ「NITTENハナラボ」コーナー(毎日曜日)ほか
メディア出演で生活者向けにも花の情報発信を行う。
著書に『はじめての切り花ガイド』。