いつもふたりで・・・

Together with A Guest
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 2014.09.20 Guest

 ハイパーニットクリエイター
 力石咲さん



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icon 『 “編みもの”は、コミュニケーションのメディアだと考えているんです 』

渋谷:
ニットというと、マフラーとかセーターをイメージされる人が多いと思うんですけど、力石さんの場合はそうではないんですね。

力石:
私は、「編みくるむ」っていうことに興味があって、たとえば「あみぐるみ」っていう、綿をつめたぬいぐるみみたいな編みものがあるんですけど、そういう感じで、1から自分で作るというより、すでにあるモノにニットをかぶせるみたいなことに興味があって。まちなかのモノとか、いろいろですね(笑)。

渋谷:
今、私の目の前にあるのが、携帯のカバーとか……。

力石:
これも「携帯を編みくるむ」っていう意味合いがあって作りましたね。小物はこういうものが多いですね。

渋谷:
大物で言うと? まちなかにどんなインスピレーションがあるんですか?

力石:
まちなかって、日常の風景じゃないですか。そこにニットをかぶせて生きものみたいにしたら、いつも通っている人達がどういう反応をするかとか、日常生活をちょっと違う風景にするっていうことに興味があって。やってますね。

渋谷:
ニットで編みくるむことによって、また生きてくるというか。

力石:
そうですね。編みくるまれる街のモノが、もし生きものだったら、どんな姿をしているだろうって想像して制作に入るんですよ。だからニットで顔を作ってそのモノにかぶせて、ちょっと生きものっぽくする。

渋谷:
楽しいですね! 例えば、どんな作品があるんですか?

力石:
良くある電柱とか、変圧器とか、公衆電話とか。顔をつけて外から見ると電話自体が顔になっていて、電話してるみたいな感じに(笑)。

渋谷:
あははは(笑)。

力石:
私は編みものっていうのは、コミュニケーションのメディアだと考えているんですね。糸っていうのは「つなぐ」っていう意味もあるし、「温かい」っていうイメージもあるじゃないですか。だから人をつなぐコミュニケーションのツールとして使用していて。だから趣味みたいな感じで家で自分の世界の中でやると言うよりも、外に連れ出したいんですよ、編みものを。そういう意味で外の世界を編んだりとか、展示に関しても体験型の展示があったり、そういうことをしてますね。


ちからいし・さき。1982年生まれ。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒業。2003年、ニットの地球儀ロボット「ManGlobe」が第7回文化庁メディア芸術祭アート部門推薦作品選出、第9回学生CGコンテストインタラクティブ部門最優秀賞受賞。オーストラリアでの創作活動を機に、出会った人や空間を編むという”世界を編み包む”活動を始める。2014年、キャリーケースと編み機を合体させた「旅するニットマシンプロジェクト」スタート。他、展示、イベント出展、ワークショップなど、国内外に活躍の場を広げている。


information

力石咲オフィシャルサイト


旅するニットマシン


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