
『テンションが上がった時に作ったものってすごくおいしい!』
渋谷:
みなくちさんは、そもそも、どうやって食の世界に入られたんですか?
みなくち:
もともと作ることも食べることも、コーディネートすることも大好きで、最初は料理雑誌のコンテストに応募して1等賞とかいただいて、それで少しずつ作品を増やしていって。それを持っていろんなところに営業に行きました。
渋谷:
おぉー。今はメディアにもたくさん登場されていますが、最近は主にどういったことに力を入れているんですか?
みなくち:
雑誌とか広告とか、あとは本を作ったりもしているんですけど、今年から伝統野菜を使った料理教室を始めたりとかもしています。
渋谷:
先生ですね!
みなくち:
私、野菜が大好きで。だから野菜の食べ方とか、ちょっと変わった野菜とか、昔からある伝統野菜の食べ方の楽しみみたいなのをちょっと伝えて行きたいなと思って、思い切って始めてみました。
渋谷:
普段、レシピの開発はひとりでやることが多いと思うんですけど、生徒さんを前にしてどうですか?
みなくち:
なんか調理実習みたいな感じでやっているので(笑)。でもそこからまた新しいレシピができたりとかして、私が楽しんでやっています。
渋谷:
確かに、みなくちさんのお料理って楽しそう。
みなくち:
そうですか?(笑)。でも、“おいしい”って、おいしいだけじゃなくて、その中に楽しいとか嬉しいとか、そういうことが含まれてて、“おいしい”だと思うんですよ。
渋谷:
気持ちがそのまま味になる?
みなくち:
テンションが上がった時に作ったものってすごくおいしい!
渋谷:
私も料理好きなんですけど、手間も時間もかかるし、やってる側としても楽しくないと。
みなくち:
でもずっと作ってばかりはイヤですよね。私も飲みたい!みたいな(笑)。
渋谷:
そうそうそう! 私もその輪の中に入りたい!って。そんな時にパッと作れる『家飲み食堂』というレシピ本も書かれていますね。
みなくち:
飲み会の流れみたいなところで書きました(笑)。“とりあえず”から始まって、焼いたり、揚げたり、お鍋や、〆のご飯や汁物、デザートとか…。
渋谷:
ホントにおいしそうなんですよね。お酒も飲みたくなるし、ご飯もすすむような…。よく家飲みするんですか?
みなくち:
そうですね。外で飲むと終電を気にしたりとか、お金が足りなかったらどうしよう! とかって。そういうのを気にしないで、眠くなったら眠れるし(笑)。お家で飲むのは楽ですよね。
『キャベツがどーんと置かれていたら、ちょっとカッコイイかなって』
渋谷:
みなくちさん流家飲みのススメ! ふたりで過ごす夜にぴったりのおつまみレシピを教えていただきたいんですが、今の季節のおすすめは何ですか?
みなくち:
今は春野菜ですよね。ひとつは“たけのこのグリル”! そのまま薄くスライスしてオリーブオイルで焼いて、お塩とバジルソーズをちょろっとかけて…。それだけでもおいしいです(笑)。
渋谷:
オリーブオイルで焼くんですか!? おいしそう! 男性でも作れる簡単なレシピはありませんか?
みなくち:
“焼きキャベツ”。キャベツを丸ごと4等分か8等分にザクザク切って、そのまま切り口をジューッと焼いてください。しんなりしたら葉っぱをはがして、アンチョビソーズとオリーブオイル、レモン汁、粗挽きこしょうをまぜたソースにつけて食べます。
渋谷:
ほぉー。とっても簡単ですし、おいしそうですね。
みなくち:
4等分されて焼かれたキャベツがどーんと置かれていたら、ちょっとカッコイイかなって。いつもとちょっと違ったノリになりますよね。
渋谷:
『家飲み食堂』にはデザートまで載っているんですよね! もうフルコース!
みなくち:
やっぱり飯ものを食べたあとは、甘いものでシメたいですよね(笑)。
渋谷:
みなくちさんって、普段、いろんなものを食してますよね?
みなくち:
そうですね(笑)。1日3食食べられるから1年間で1000食以上食べられるじゃないですか。
渋谷:
でも好きな物があると、それにかたよってしまったりするじゃないですか。やっぱりチャレンジャー的な精神がないとフードコーディネーターは務まらない?
みなくち:
食べることとか、食べ物に対してはすごい(笑)。食べたい。新しいものは口にしてみたいかな。
渋谷:
フードコーディネーターとして一番大事にしてることはなんですか?
みなくち:
やっぱりおいしいとか楽しいとか、そういうのをすごく大事にしたいなと思いますね。
渋谷:
確かに、1日に3回、おいしい!楽しい!って思える出来事があるとしたらお得ですよね!
みなくち:
私、胃袋ひとつじゃ足りない!っていつも思いますよ(笑)。