
『「これが最後かな」という気持ちで挑戦しましたね』
渋谷:
木山さんはデビューから1年たちましたがいかがですか?
木山:
あっという間に過ぎましたが…、充実した一年でした〜!
渋谷:
私たちは番組でいつも「人生で大きな影響を与えた方」をゲストに伺っているんですが…
木山:
もちろん多胡さんですね!!(笑)
渋谷:
ですよね〜!
木山:
もうキャンペーンでも全国一緒に周っていただきましたから。本当にありがとうございました。
多胡:
いえいえ(笑)
渋谷:
ふたりの出会いは?
木山:
僕がオーディションを受けたときの審査員をされていたのが多胡邦夫さんでした。
渋谷:
多胡さんから見て木山さんの第一印象はいかがでしたか?
多胡:
歌を歌う前から「ずいぶんオッサンが出てきたなぁ〜」って。
渋谷&木山:
あはは!!
多胡:
だってほぼ二十歳前後の人しか出てきませんから。逆にインパクトがありましたよ。よっぽど歌が好きか、よっぽど勘違いしてるか、どっちかだなぁーって。
木山:
あっはは!!
渋谷:
歌は上手かったと思いますが、今さらオーディション番組に出る勇気という面ではいかがでしたか?
木山:
そうですね、当時38歳になっていましたから「この歳になって」という気持ちは当然ありましけど、病気になったりとかいろいろな節目がありまして「これが最後かな」という気持ちで挑戦しましたね。
渋谷:
でも木山さん、本当にうらやましいな、四人もお子さんがいらっしゃって、仕事もされていて、多胡さんとの出会いもあり、こうしてデビューされて。
木山:
本当に感謝しています。
『多胡さんの曲づくりへの姿勢は半端じゃない』
渋谷:
多胡さんはどうして木山さんをデビューさせたいと思ったんですか?
多胡:
単純にそのとき木山さんが歌ったビリー・ジョエルの『ピアノマン』という曲にめちゃめちゃ心打たれた、というだけなんですけど。そしたら子供が四人もいて…いろいろオマケがついていたんです。
木山:
あはは!
多胡:
「ただ木山さんの歌に感動した」というだけだったんですけど、僕の中で葛藤があったのは、僕が所属しているレコード会社がエイベックスということもありまして、エイベックスで四人子持ちの40歳手前の人がデビューできるのか?と悩みましたけど。でも感動した自分を無視しているようなら、あんな番組出なければいいわけだし、自分の気持ちを上げて行ってみたんですよね。
渋谷:
その結果、去年は紅白まで出場し、大ブレイクじゃないですか!
木山:
そうですね、ただ去年全国を周らせていただいて、本当にたくさんの方々に勇気をもらったんですよね。だから出場したんだと思います。
渋谷:
ちなみに多胡さんは、浜崎あゆみさんやhitomiさん、柴咲コウさん、EveryLittleThingなどに楽曲提供されていて、一方で『Home』の作詞作曲、さらに木山さんのニューアルバム『Memorial』では全曲の作詞作曲を手掛けられていますが…手掛けるミュージシャンにギャップがありますよね!その辺は?
多胡:
そうですよね!ただ作業的には同じなんです。僕の場合は「このジャンルしか書けない」というのがないので、浜崎さんにしても木山さんにしても「歌っている人の声」と「歌っているときの顔」をイメージするんですよ。そこから曲を作るという、同じ作業をしているんです。
渋谷:
へぇ〜!じゃぁ今回のアルバムの制作中は木山さんの顔が夢の中まで…(笑)
多胡:
もう、うなされましたよ!!24時間木山裕策が頭の中にいますから(笑)
渋谷&木山:
あはは!
渋谷:
そうやって思ってくれる人がいるって幸せですね。
木山:
本当にレコーディングをご一緒させていただいて、多胡さんの曲づくりへの姿勢は半端じゃないんです。魂が入りまくっていて、すごく勉強になりました!