
『音楽家になりたいなと思ったのは幼稚園のとき』
渋谷:
音楽は子供の頃から慣れ親しんでいたんですか?
岡田:
そうですね、ちっちゃい頃から音楽は慣れ親しんでいて、変な話ですが、もうね、音楽家になりたいなと思ったのは幼稚園のときなんです。
渋谷:
幼稚園って、せいぜい「ぶんぶんぶんはちがとぶ〜♪」ぐらいの歌しか習わないですよね(笑)?そんななか、どうやって音楽家に目覚められたんですか!
岡田:
あはは!ある日、雪がしんしんと降る中、おばあちゃんが来たんですよ。それで「おまえはいつもいい子にしているから五百円をあげよう」って500円をもらったんです。
渋谷:
ふふふ。
岡田:
ちょうどその頃ミラーマンっていうのがあって、ミラーマンの人形が500円だったの(笑)「あー!ミラーマンの人形が買える!!」っていてもたってもいられず、傘も持たずに出て行って、ちゃんと買って抱きしめて帰ってきたんですけど、その帰り道が寒くて寒くて(笑)
渋谷:
あはは、ミラーマンを買いたい一心で出て行ったから。
岡田:
それで気を紛らわすために歌を歌ったら、それが素晴らしかったんですよ!自分で「すばらしい!」と思ったんです(笑)
渋谷:
ちっちゃいながらに(笑)
岡田:
そうなの!ちっちゃいときの思いこみってすごいなって。もう「おれは音楽家になるんだ」って決めちゃったの。
渋谷:
わ〜!
岡田:
それがあって、まぁうちは自営業だったんだけど、父親も音楽が好きだったし、上の兄貴もギター弾いたりして音楽が好きだったんで、
音楽が近くにあって、小学校ぐらいにはミュージシャンになりたいなって思ってましたね。
『実生活で見失っていた部分がより鮮やかに浮かび上がってくるんじゃないかなって』
渋谷:
『タイタニック』の再演についてですが、今回の舞台の見どころはどのあたりにありますか?
岡田:
まず音楽が素晴らしいですね。ミュージカルは音楽がつまんないと、やはり面白くないんですよ。そして出演者は宝田明さんをはじめソフィアの松岡充さん、大澄賢也さんなど素晴らしい役者さんが出られますしねぇ。
渋谷:
そうですね。
岡田:
そしてストーリーとしての見どころとしては、「さっきまで明日を夢みていた人たち・・・悩みや希望を抱えて生きている人たちが、今から1時間半後に船が沈んでしまう、命を失ってしまう」という状況に置かれるわけですよね。
渋谷:
ええ。
岡田:
その事実を目の前にして、人間の素晴らしさや悲しさが浮かび上がってくるんです。そこがやはり見どころだと思いますし、そういうことを疑似体験できる場って、ありそうでないんじゃないかなと思うんです。疑似体験することで実生活で見失っていた部分がより鮮やかに浮かび上がってくるんじゃないかな、と思うんです。その辺に注目して楽しんでもらえればと思います。