[ Together with A Guest ]
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2008.10.11 O.A
元サッカー日本代表トレーナー
神馬爾さん
this week Guest
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icon 『心のケアのほうが大きいんじゃないでしょうか』

渋谷:
サッカー日本代表チームで一番多い怪我は?


神馬:
やっぱり捻挫ですよね。


渋谷:
足首ですよね?


神馬:
膝もあります。


渋谷:
膝も捻挫するんだ。ちなみにトレーナーって試合中にどんなことをしているんですか?神馬さんの出番は?


神馬:
選手がグランドに倒れますよね。


渋谷:
うわ、辛いシーン!


神馬:
そしたら走っていって、症状を聞いて。


渋谷:
走って行っている人がトレーナーなんだ。適切な応急処置スピードが求められますね。


神馬:
まさにそうです。まぁその辺は自然とできます。


渋谷:
選手とのやりとりで思い出深いエピソードってありますか?


神馬:
横浜フリューゲルス時代に涙したエピソードがあります。その選手はひどい怪我をしたんです。骨折したんですね。長期の治療になるので、だんだん気持ちが荒れてくるんですよ。いつも一緒にいたので彼女に八つ当たりする姿も見たし、こっちも辛かったんですよね。でも見事に復活したんです。そのときは泣きました。

渋谷:
トレーナーは体を治していくだけでなく、精神面でのケアもされるんでしょうね。

神馬:
そうです、先が見えないと不安なので、そのケアが重要なんです。おもしろい話をしたりご飯食べに行ったり、そんな単純なことなんですけど。

渋谷:
トレーナーって、そこまで精神面に気を配るんだ。

神馬:
心のケアのほうが大きいんじゃないでしょうか。試合に出ている選手と出ていない選手では、出ている選手のほうが治りが早いんです。それは責任感が影響するんだと思います。

渋谷:
試合に出てないと周りから嫌なこと言われて、マイナスのサイクルにハマってしまったりしそう。

神馬:
そうそう、その選手のときも彼に嫌なことを言う人と、僕が喧嘩しちゃったりね(笑)

渋谷:
トレーナーさんって選手にとって大きな味方なんですね。

神馬:
そうです!

 

icon 『膝が痛いときに、膝そのものをほとんど触らないで治療することもある』


渋谷:
お話を聞いているとかなり計画をたてて治療するんですね。


神馬:
治療して「ハイ終わりました」じゃなくて、この一週間はこういうことしてください」って決めるんですね、選手もそうなんです、「今週はここまでできたらOK」とか、目標をたててやっていきます。

渋谷:
たしかに安心感がぜんぜん違うと思います。

神馬:
達成できる目標があると、気持ちも楽じゃないですか。痛くても今週はここまで出来たからOKなんだって自信にもなっていくし。

渋谷:
神馬さんの施術によって治療している人がどんどん明るくなっていきそう。

神馬:
そうです、心が明るくなるのを見るのが僕の幸せですね。

渋谷:
マッサージ師は、患者さんの症状とか言葉で伝わるもの以外にもいろいろ感じ取っていそうですが。

神馬:
それが僕らがやっているスポーツケアということで、膝が痛いときに、膝そのものをほとんど触らないで治療することもあるんです。

渋谷:
痛いところを一生懸命やればいいような気がしますけど。

神馬:
ところが全体を見て体のバランスが崩れているところを見つけて、下手したら膝になんら手を加えることなく、治すことができるんだなって、最近思っているんです。

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