
『3つの本能を全部クリアしないと金メダルは獲れないんですね』
渋谷:
先生、勝負脳って何なんでしょうか?
林:
人間の能力を最高に引き出す方法っていうんでしょうか。スポーツに限らず人生においても仕事においても勉強においても「最高の力を引き出す方法論」、そういう風に考えていただくといいと思います。
渋谷:
では私たちが言う「頭が良い悪い」というのは勝負脳に深く関わっている?
林:
そうですね、そのものズバリだと思います。
渋谷:
じゃ頭の良い人ってどういう人で、頭の良くない人はどういう人なんですか?
林:
オリンピックを見ていても、金メダルを獲る方ってすごく頭が良いって思いません?
渋谷:
そうですね!見るからにするどい!
林:
考え方も違ってる!
渋谷:
うん。
林:
そういう風にならないと力が発揮できないんです。それは基本的には人間の本能から来ているんです。
渋谷:
本能ですか。
林:
我々人間には「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という3つの本能があるんです。
渋谷:
食欲は・・・(笑)
林:
それは「生きたい」の中に入っているの。
渋谷:
あぁ、そうですね!
林:
「生きたい」と「仲間になりたい」から宗教が生まれている。「仲間になりたい」と「知りたい」から文化が生まれている。「生きたい」と「知りたい」から科学が生まれている。
渋谷:
うんうん。
林:
ところがスポーツは3つ全てを含んでいるんです。だから3つの本能を全部クリアしないと金メダルは獲れないんですね。
『だからイケメンや美人といった左右統一、バランスの取れている顔が好きなんです』
渋谷:
なぜ私たちはイケメンや美人を好きになるのか?というのも脳の仕組みによるものなんだそうですね?
林:
そうです。我々はものを考えるときに、ひとつの基準を持っているんです。これは「一貫性」を持っているので「筋の通らないもの」がイヤなんです。
渋谷:
なるほど。
林:
ですからデザインも左右対称でバランスが取れていないと、それは美しいと人間は考えないようにできている。飛行機のデザインが美しいと感じるのは、そういうこと。
渋谷:
シンメトリーが好きなんだ。
林:
だからイケメンや美人といった左右統一、バランスの取れている顔が好きなんです。
渋谷:
例外ってあるんですか?
林:
例外はお母さんだけね。赤ちゃんもぶすはきらいなんです。しかしどういうことかお母さんはどんな顔でも好き。それはものを考える神経伝道脳ができるときに、お母さんの心臓の音、おならの音、ものを食べる音を聴いているから。だからお母さんのことはなんでも好きなんです。
渋谷:
それも人間の本能なんですね。
林:
そうなんです。だからお父さんは努力しないといけないんです。
渋谷:
ふふふ。世の中のお父さんはなるべく子どもと遊んであげないと。
林:
そういうこと。