
『サーフショップで板を作るということをやりたかっただけ』
渋谷:稲村ガ崎のご出身ということですから、子どもの頃から海で遊んでいたんでしょうね?
出川:そうですね、僕らは夏になっても何もやることはなかったし、ただ夏休みは家のパラソルひとつが浜辺にあって、そこに遊びに行くんです。で昼ごろになるとお袋がおにぎりとか麦茶を持っていてくれて。
渋谷:わー楽しそう。
出川:そして夕方まで遊ぶ。ただ一日海にいるだけですね(笑)
渋谷:ふふふ。そのときはサーフィンはありましたか?
出川:サーフィン自体はなかったですね。ただ貸しボート屋さんがあって、僕らは「いたこ」って呼んでたんですけど、小さいブギーボードの木のバージョンみたいなのがそこにあって、それを借りて遊んでいたんです。
渋谷:木のバージョンって・・・
出川:単なる板です(笑)
渋谷:まさに「板のり」(笑)
出川:そうです!それを胸のところに入れて波に乗って遊んでいたんです。
渋谷:そしてなんと18歳でサーフボードの会社「パイオニア モス サーフボード社」を創設したそうですが、その頃のサーフ文化は盛り上がってきていたんですか?
出川:自分たちだけで盛り上がっていました(笑)
渋谷:あはは。
出川:マーケットなんてものはないし。
渋谷:そうですよね、マーケットがないとものを売ることはできないですが、それは問題じゃない?
出川:作っても買う人はいないんだけど、サーフショップで板を作るということをやりたかっただけなんですよね。
『波はハードなんですけど、今はそこの波が一番良いですね!』
渋谷:出川さんは世界中の海でサーフィンを経験されているんですか?
出川:そうですね。
渋谷:特にレアな場所は?
出川:去年の12月に行ってきた「ポンペイ」
渋谷:ポンペイでサーフィン?
出川:ポンペイっていうとヨーロッパだと皆さん思うんですが・・・
渋谷:はい。
出川:グアム島のさらに南で、マイクロネシアの島なんです。
渋谷:響き的に良い環境が思い浮かびます。
出川:そうでしょ(笑)その島に、自分たちだけで貸切でできるスポットがあるんです。
渋谷:わー素敵!
出川:波はハードなんですけど、今はそこの波が一番良いですね!