
『結婚式で言ってはいけないルールがあって、政治経済、雨、特化した野球のチーム(笑)』
渋谷:結婚式って幅広い年齢層の方が来られるじゃないですか。皆が面白いと思ってくれるトークの内容って、難しくないですか?
後藤:難しいですね。いろんな年齢層、客層、宗教観をお持ちの方がいらっしゃるんで。
渋谷:そう!
後藤:だから要は普遍的なことを言っていけばいいと思うんです。結婚式で言ってはいけないルールがあって、政治経済、雨、特化した野球のチーム(笑)
渋谷:あはは、野球チームね!
後藤:あんまり言うとアンチがいるんで(笑)
渋谷:そうですよね〜。
後藤:新郎新婦が話題にしていいれば、まぁいいんですけど、わざわざそれを出さなくてもいいかなと思います。
渋谷:新郎新婦の愛とは全く関係ないところで、変な空気になるのはイヤですよね。
後藤:それに、いかんせん食事がついてくるので、ここが難しいんですよ。ウン万円のお食事の価値を、僕が話すことで下げちゃうと、まずいですよね(笑)
渋谷:出てくるものに相応しいトークでないと(笑)
後藤:だから面白トークは、随所でポンポンと出していけばOK。お客さんも疲れないですし。逆に平坦なだけのしゃべりは印象に残らないですしね。
渋谷:オーソドックスな所で頼太さんが気を遣っているところは?
後藤:まずはっきりと発音して皆が聞こえるようにアナウンスしないといけないですね。そして集中してもらうこと。尚且つお友達とか勤務先の人達は、お酒も入るしそこそこ楽しんでくれているんですよね。でも楽しい雰囲気から取り残されている層があっちゃいけないと、僕は思うんです。
渋谷:なるほどね。
後藤:だから親戚のおじさん、おばさん、もしくはおばあちゃん。この辺りの層を楽しませることが大事だなと思うんですよね。逆にそれができると、その披露宴は良い披露宴だと思います!
『「楽しんでいってください!」でスピーチが終わると拍手が出づらいんです』
渋谷:ところで頼太さんの初めての著書が出たそうじゃないですか!どういう本なんですか?
後藤:「新郎新婦の挨拶と手紙」という本で、高橋書店さんから1000円なんですけど(笑)要は新郎新婦って挨拶が必ずあるんですよ。挨拶がなきゃ自分から挨拶しなきゃいけない部分があるんです。お嫁さんは手紙。自分で声を発してするスピーチなり挨拶ってあるんですよね。
渋谷:ん〜緊張しそう〜!
後藤:逃げられない箇所ではあるんですけど、そのあたりのことを分かりやすく書いた本なんです。こういうジャンルっていろんな本がいっぱいあるんですよ!でも昔的な固い言い回しだったり、実際そのまま読み上げると、明らかに本から抜いてきたんだなって、わかっちゃう。
渋谷:全然雰囲気と合ってなくて(笑)
後藤:「ほんとはそう思ってないでしょ?」って感じに聞こえるんですよ(笑)僕らはまぁ、現代っ子じゃないですか。そういう方たちがナチュラルに話せるような例文もたくさん載っています。あと
自分たちから口火を切っていくウェルカムスピーチっていうのがあるんです。
渋谷:ウェルカムスピーチ?
後藤:これが曲者なんです。最近は仲人を立てないパターンが多くて、自分達で最初に挨拶するんです。10年前の本だと載ってないと思うんですけど、これで新郎が苦戦するんです。「今日は来てくれてありがとうございます。2時間ちょっとの間ですけどお楽しみいただければと思います」とか言いますよね。そして「今日はありがとうございました!」って締めちゃう人がいるんですよ。
渋谷:あー、締めちゃいそう!!
後藤:「今日はありがとうございました」でも拍手は起こるんですけど、ちょっと違う。でも「楽しんでいってください!」でスピーチが終わると拍手が出づらいんです。
渋谷:そうですね〜!
後藤:そういうのってなんか日本語って面白いんですけどね。だから「今日はよろしくお願いします」って締めるんですよ。
渋谷:たしかに!!
後藤:「今日はよろしくお願いします!」って言うと拍手が起こるんです。
渋谷:すっごい勉強になりますね!
後藤:そのようなことが書かれています(笑)