[ Together with A Guest ]
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2006.02.11 O.A
NPO法人EVERLASTING NATURE事務局長
田中真一さん

this week Guest
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icon   孵化させたカメが戻ってくるのは、最低でも10年、15年先なんです

渋谷:今はインドネシアでの活動が主ということなんですが、 インドネシアは、ウミガメの卵を食用として使っている文化がありますよね?

田中:ウミガメそのものを食べているところもありますし、 卵を食べているところもあります。 熱帯の国というのは、カメを食用の対象として見ている文化なんですね。 それに彼らはカメの卵をとって売ることで生計を立てていますので、 我々もどうしたらいいのか考えましてね。 今は、彼らが売っている卵を我々が買い上げて、 それを孵化させて海に帰しています。 卵をとっている人達と契約をしちゃうんですね、「これは買います」と。 そしてそのまま置いておくと、また別の人が来てとっていっちゃうので、 「監視してください」ということで仕事を与えまして、 その分の給料を払ったり、という形でやっていますね。

渋谷:なるほど〜。

田中:彼らは、カメのことを一番良く知っているんですよ

渋谷:そうですよね、どんな時期に産卵しにくるとか。

田中:ですから彼らを巻き込んでやっていくのが、一番効率もいいですしね。 根本的な解決にはなっていないかもしれないですが、 ただ理屈では防ぎきれないような部分があって。 カメが絶滅に瀕していますから、理解していただければと思います。

渋谷:成果はどうですか?

田中:実質的な数字で出すのは、大変なんですね。 孵化させたカメが戻ってくるのは、最低でも10年、15年先なんです

渋谷:そうなんだ! たとえば雌ガメが一度に産む卵の数は?

田中:100個ぐらいの卵を一度に産んで、 それをワンシーズンで3、4回、2週間おきぐらいに産むんですね。

渋谷:その100個の卵から、成長して帰ってくる数は?

田中:100個のうち、1頭いるかいないかですね。

渋谷:えーー!そんなに確立が低いんですか!



icon   この辺りの海岸でウミガメが見れるようになると、素晴らしいですよね

渋谷:わたしが子供の頃、カリブのほうに行ったときに寄った水族館で、 ちょうど子ガメが生まれていたんですよ。 で、水槽を洗う手伝いをさせていただいて、 子ガメを手のひらに乗せたら、ものすごい力で蹴るんですよ!

田中:あ〜!生きようとしている力を、ひしひしと感じますよね!

渋谷:そういう経験をすると、もっとウミガメが生活しやすい 環境が作れたらと思いますが、直接的でなくとも、 私たちにできることはありますか?

田中:やはり海をきれいにすることなんですけど、 海と川は繋がっていますから、川にゴミを捨てない。 そして海を守ることは、森を守ることにも繋がっています。 そういうことを意識して改善することから始めていただくのが いいのかなと思います。

渋谷:わかりました!10年20年後になるかもしれませんが、 もっとウミガメがいる海にしたいですね。

田中:そうですね、この辺りの海岸でウミガメが見れるようになると、 素晴らしいですよね。

渋谷:そういう時代もあったんですもんね〜。

田中:そうですよね。 私もこの活動を通してみなさんに伝えられるように、がんばります!



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